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    一般社団法人アジア太平洋物理学会連合プラズマ物理分科会会長挨拶

             2018 12 20

    菊池満(AAPPS-DPP 会長、兼最高執行責任者(CEO)

   

アジア太平洋物理学会連合プラズマ物理部門
/分科会は、千葉幕張で20137月に開催されたAPPC-12 300 名強のプラズマ関係者が参加したことをきっかけに、永宮正治AAPPS 会長(当時)の依頼により、中国、韓国、インド、オーストラリア、日本、台湾、アセアンの92 名が発起人となり、2014 年1月に台北で開催されたAAPPS 理事会で、第1号部門(会長: 菊池満(原子力機構上級研究主席(当時))として発足が認められたものです。

AAPPS-DPP は、プラズマ原理、基礎プラズマ、プラズマ応用、レーザープラズマ、スペースプラズマ、太陽・天体プラズマ、磁場核融合プラズマなどの広範なプラズマ領域の研究者の相互交流と共通基盤としてのプラズマ物理学を振興することを目的としています。その一環として2014 年からチャンドラセカールプラズマ物理学賞を選考しており、2016 年のAPPC-13 において2014-2016 年の受賞者の表彰式を行いました。

2017年からはDPP の年会を始め、第一回年会を中国成都で2017 9 月に開催し、(http://aappsdpp.org/DPP2017/index.html)、第二回年会を2018 11 月に金沢市で開催しました(http://aappsdpp.org/DPP2018/index.html)

本学会では、チャンドラセカールプラズマ物理学賞に加え、若手賞(U40)学生賞(U30)、ポスター賞も設置、優れた研究に対して顕彰を行っています。

さらに、アジアには有力な論文誌が少なく、米国物理学会のフィジカルレビューレター(PRL)やレビューオブモダンフィジックス(RMP)などに投稿するのが常でしたが、AAPPS-DPP では、論文誌としてSpringer-Nature 社の協力を得て、レビュー論文誌RMPP(Reviews of Modern Plasma Physics) 2017年から立ち上げ、論文誌運営としても第3極を形成すべく活動を始めています。

https://www.springer.com/physics/atomic,+molecular,+optical+&+plasma+physics/journal/41614

年会の運営が順調に進められたことを踏まえ、2018 11 月に任意団体から一般社団法人へと移行を行いました。会員の皆様の研究活動の役に立つべく学会の運営にあたりたいと考えています。皆様方のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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